あちこちで自転車のマナーについて論じられているんだけど、ワタシも思うところがあるので一度整理しておこうと。タイトルはどうしようか悩んだんだけど、敢えて。(
*1)
1. 無灯火
いろいろ語り尽くされているようだからもううんざりな話題なんだけど、無灯火は本当に萎える。後述の逆走とセットだったりすることが多いのも、当然といえば当然。動物として備わっているべき最低限の生存本能が足りないのかと思うと、ちょっと可哀想とも思えるレベルだ。人生で大切なのは想像力というのはワタシの持論だが、無灯火で平気な人は自分が「他者の目に、マナー的に物理的に、どのように映るか」を想像する能力が欠如しているという点では、過去オバタリアンと呼ばれ世間を騒がせた(大げさ)の類と同じ気もするし、自分が広範囲を「見えている」という錯覚を信じて疑わない点でも、相当痛い。
2. 逆走
前述した通り、これも無灯火とセットだったりすることが多いので本当に気が滅入る。目黒駅の前に交通量が多く、カーブしている権之助坂という急坂があるのだが、ここを無灯火で逆走して上ってくる輩となんども遭遇したことがある。こちらも注意していて想定の範囲内のことなのだが、毎回怒りと絶望に見舞われる。
ふらふらと坂をダンシングしながら上ってくる輩が、左カーブの視覚から突然視界に飛び込んでくるのだ。逆の立場になって考えると、車や自転車がカーブをガンガンと下ってくる道の右端をダンシングで登ってくるのだ。正気の沙汰とは思えない。彼らが走っていて「何か言い知れない違和感」を感じないのだとしたら、それはもう同じ文明社会を生きる人間とはおよそ信じがたい。世の中は信じられないことでいっぱいなのだ。
3. 信号無視
これも言い尽くされているので、もう言わなくても良いとは思うのだが、信号無視が多すぎる。同じ自転車ユーザーとして、いつも悲しくなってしまう。ワタシはロードで結構スピードを出して走る方なのだが、さっき抜いた自転車が信号待ちのワタシの右スレスレを本当に悪びれもせず抜き返していく。信号無視がどのくらい重罪かは解らないが、自分より早い自転車が信号待ちしている交差点を、無視して抜き去ることはワタシには恥ずかしくてできない。さらにそういう信号無視をする輩に限って走行は稚拙で遅いと相場が決まっているのもがっかりだ。(早ければ罪が軽くなるわけではないのだが。)
4. ブレーキ未装備
これが一番言いたいところ。確かに装備を限界までそぎ落としたバイクの造形的な美しさや、固定ギアの操作する楽しみは認めるが、公道でそれは無い。単独で事故していただく分にはまったくワタシには関係ないのだが、ワタシと接触する可能性が少なからず存在する時点で腹立たしい。また、数万円で手に入れる勘違いお洒落に対しては、まったく持ってナンセンスと言わざるを得ない。すれ違うことすら稀な片田舎ならいざ知らず、都市部でノーブレーキということ自体が怠慢だ。
万一ワタシと接触するようなことがあれば、ワタシは全力を持って相応の賠償させるし、その償いをさせる覚悟をしている。相手がノーブレーキであったなら、保険に入っていようがいまいが、債権化した場合には回収において一切考慮する必要がないと思っているくらいだ。
5. フードをかぶってる
これはあまり言及されることがないので敢えて取り上げてみるんですけど、パーカーなどのフードをかぶって走っている人が東京には意外と多い。しつこいようだが信じられないことだ。確かにかわいいかもしれないし、お洒落なのかもしれないが、視界は遮られるし、振り返って後方確認することもできないであろう。後方確認もする必要がないくらい前しか見ないで爆走するのかもしれないが、そんなスピードでフードが風をはらんで脱げてしまわないスピードということになるので、実際はフードが脱げてしまわない程度の低速走行ということになるのだから、ダサい(
*2)こと極まれり。
6. バーエンド未装着
これは頻度としては少ないが、たまに見かけるから取り上げてみる。よくあるのはバーテープを巻いていないのとセットになっていることが多い。いくら貧乏でもバーテープとバーエンドくらいは装着しましょう。理由を知らない人の為に書いておきますが、バーエンドが無いと、転倒や接触の際に自分の太ももや腹部に、バーエンドが刺さる危険があって大変ですよ。バーテープは貧しいなら無くても良いけど、バーエンドは付けた方が良いよというお話。(
*3)
7. 併走
併走している自転車も、状況によっては非常にダサい。まるで集団下校中の中学生のようだ(中学生の皆さんごめんなさい、例えです)。たいがいが話し込んでいるし、巡航速度はびっくりするほど遅い。抜きたい車両がブレーキを踏んでいても気が付かないし、気付いたあとの縦走になるまでの挙動が怪しい。併走カコワルイ。
8. 歩道走行
昨今の自転車ブームで、相応のスポーツサイクルに乗っておられるユーザーが増えてきてますね。でも気持ちは理解できるのですが、できるだけ車道の左端を走行しましょう。ハイスペックなマウンテンバイクをガシガシ漕ぎながら歩道の歩行者を縫って走る姿は、理由はともあれ痛い感じがします。気持ちはわかりますが、歩行者との接触の危険もあるし、法律的にも原則的に自転車は軽車両扱い、車道を走るのがルール、ですから。
9. ヘッドホン装着
いやいや、危険とか危険じゃないとか、違法とか合法とか以前の話でしょ。ダサいしかっこ悪いよ、それに尽きる。大人がみんなでキチンと自信を持って(←コレ大事)失笑してやらないと「あれ、俺ダサいかも」って気付かないのじゃないかなとまで思います。もちろん厳密に言っても違法です。
10. ロングスカートとか長いマフラーとか
これは自己責任だけど、ダサいからやめて欲しいなぁというお話。以前スクーターの2ケツで、後部座席の女の子が長いマフラーをしていて、後輪に今にも巻き込みそうな状態で走っているのを見かけたことがあります。もちろん追っかけて、危ないよと声を掛けようとしたのですが、追いつくことができませんでした。無事に帰れたのか今考えてもぞっとします。自転車も同じですね。ロングスカートでファッション雑誌風に自転車への愛を語っているスナップ写真等も見かけますけど、良い子の皆は絶対にまねしないようにし
*1 「男(女)を上げる自転車10のマナー(Gizmodo風)」とかやるとどうもスマート過ぎる気がするので、あえて「ダサい」としてみた。
*2 「ダサい」って死語だね、許してね。今なんて言うのが一番近いのだろうか。
*3 バーテープ無しでバーエンドが固定できるかどうかは検証したことないからわからないけど。